【今更聞けない動画広告の基礎】オーバーレイ広告とは?

はじめに

Webにおける広告手段は日々進化し、現在ではかなり多様化しているのは周知の通りです。
あまりにも選択の幅が広く適切なチョイスに迷うこともありますが、ここでは固定表示であるオーバーレイ広告の特徴についてあらためて解説します。

オーバーレイ広告とは

オーバーレイ広告はスマートフォン向けWeb広告であり、現在はブラウザ上に固定表示される広告を指します。
例えば、インリード広告はWeb広告で有名ですが、こちらはコンテンツ中に埋め込まれるものであり固定ではありません。
オーバーレイ広告は常に一定位置に表示され、ページ前面に上乗せされるように表示されるのが特徴です。
最上部もしくは最下部に固定され、スクロール操作にも影響されず広告を常に表示させることができます。
この方式に落ち着くまでには、過去、いろいろな試行錯誤があり、中には画面上を移動したり、徐々に浮き上がらせたりした時代もありました。
ただこうしたアピールはユーザーのミスクリックを誘発したり、操作の阻害や閲覧の妨害につながったりすると判断され、2018年からは一部規制がなされるようになっています。
こうした変遷も踏まえ、現在ではオーバーレイ広告は画面上に固定される広告に落ち着きました。
ユーザビリティを下げることなく、安定した広告を打つことが可能です。

オーバーレイ広告のメリット

オーバーレイ広告の最大のメリットは、ユーザーの目に長時間触れさせることができることです。
広告枠に限られることもなくある程度自由に表示ができるため、ユーザーが広告を認識できる時間に余裕があるのがメリットでしょう。
ユーザーが瞬間的に操作するとスクロールとともに画面から消えてしまう広告も少なくありませんが、オーバーレイ広告は常に画面上に固定表示されます。
場所は画面最下層部が多いですが、ユーザーの指が届きやすく、比較的クリックしやすい場所に置けるのもまたメリットでしょう。
オーバーレイ広告は最下層に設定する以外にも手法はありますが、非常に多くのケースで最下層が選ばれるのは、常にクリックしやすい場所に広告を掲載し、コンバージョンを高める効果を期待するからです。
また、広告主にとってのメリットは、広告コストの軽減も挙げられます。
広告費の課金はクリックされたときのみで、コストを最低限に抑えられますし、出稿に対してCTRの向上が期待できるため費用対効果が高いのが魅力でしょう。
もちろん、適切なターゲティングによってコンテンツを絞り込み、関連性の高いコンテンツに掲載することができます。

オーバーレイ広告のデメリット

先に少し触れましたが、過剰なオーバーレイ広告に対してはペナルティが課せられていますので、規制には十分に注意が必要です。
現在ではスマートフォンユーザーに快適に閲覧してもらうために「モバイルフレンドリー」という考え方が浸透しています。
つまり、いかにユーザーにアピールしたいからと言って、本来の広告の機能を逸脱しユーザビリティを下げるような手法を取ることは、検索順位を下げる結果となり本末転倒です。
そもそも、ユーザーから反感を買うような表現をすることが広告として良いわけもありませんので、バランスは十分に考慮する必要があるでしょう。
そうは言っても広告ですから、目にまったく留まらないようでは意味がありません。
ユーザーに不快感を与えたり、操作を阻害したりすることなく、きちんと目に留まるデザインにすることがとても難しく、同時にプロのテクニックと言えるでしょう。
ほかには、広告数がどうしても制限されるという点がデメリットです。
複数の広告を同時表示できないような場合には不利に働く場合もあります。

オーバーレイ広告を利用できる媒体

WebサイトやSNS、アプリなどインターネット広告の媒体であれば利用できます。
いかなる媒体でも成功させるためには、ユーザーの操作や閲覧の邪魔をせず、ユーザーから嫌われないようユーザーの利便性を考慮することが重要です。
特に現在ではほとんどがスマートフォンアプリ用の広告という認識となっていますので、表示タイミングの工夫はとても重要です。
例えば、画面表示やスクロールの後に適切な時間を設けたり、あくまでも表示やアピールはユーザーのアクションに応じたりするなど頻度を細かく探る必要があるでしょう。
また、常に表示され続けるため、ユーザーが邪魔に感じないことが重要です。
位置もそうですが、色や形状などにも工夫が欲しいですし、コピーライティングのテクニックにも注意したいところです。
媒体的にはスマートフォンのみというわけではないのですが、現在もそうですし将来的なことを考えても、モバイルありきで計算するのが正解でしょう。
ユーザーも徐々に慣れ、積極的なアプローチも増えていますので、好感を得られればクリック数の向上も期待できる手法です。
反対に、ユーザビリティを下げるような方法では即座に嫌われるリスクがあることも認識が必要です。

まとめ

オーバーレイ広告は、導入する際にプロのノウハウやテクニックを要します。
ただ、コンテンツと親和性が高く、絶妙な表示タイミングやデザインに十分配慮したバランスの良い広告はユーザーにも受け入れられやすく、高い効果を得ることができます。