いま、注目の動画広告市場!売れる動画を制作するポイント

動画広告市場規模の拡大は、年々目を見張るレベルです。
2012年に50億円を達成しましたが、3年後の2015年には501億円と、じつに10倍の急成長を遂げる結果となりました。
もちろんこの勢いは今後も拡大し続ける見通しのため、現在動画広告が非常に注目される宣伝手法となっているのも至極当然でしょう。
この動画広告市場で利益を上げるためには、どんなポイントを押さえておくべきか解説します。

なぜこれほどまでに動画広告市場が急成長したか?

ある程度の予測はできていたとは言え、これほどまでの急成長には多くのマーケッターが目を見張ったはずです。
ネット動画広告の市場規模の変化を見ると、冒頭で触れた通り2012年には50億円だったものが、2016年には735億円にも上っています。
この背景には消費の中心となる若年層のテレビ離れから、主要メディアがWebへと移ったことが挙げられるでしょう。

これを踏まえて各企業も、TVCMからインターネットの動画広告に切り替える動きを見せるようになりました。
スマートフォンは国民1人1台以上という普及率ですので、日常的に動画コンテンツを視聴する環境も整っています。
こうした背景を見れば確かに必然とも言えますが、動画広告市場が劇的に急成長したことは事実ですし、この傾向がこの先も続くことは想像に難くありません。

人気のある動画広告はどのような種類なのか?

一口にWebの動画広告と言っても、その種類はさまざまです。
そもそもユーザーは広告を見るためにWebを見ているわけではないので、往々にして広告は敬遠されがちです。
そんな状況下でも、ユーザーが思わず見てしまう人気の広告とはどんなものなのでしょうか。

これにはサイバーエージェントによる、2016年の動画広告市場規模推計の広告商品別データを見るのが一番です。
データによると一番市場規模が大きいのがインストリーム広告で、567億円となっています。
YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトで大画面表示される動画広告であり、主にコンテンツ再生前などに表示されるプリロール動画広告が有名です。

次がインフィード広告で市場規模は100億円、Webサイトやアプリケーションなどでコンテンツのすき間に表示される広告を指します。
そして最後がインバナー広告で、市場規模は50億円です。
従来のタイプでバナー広告枠であった部分に表示される動画広告を指します。

調査が開始された2014年から、圧倒的に市場規模が大きいのがインストリーム広告です。
全体の7割を占め、動画コンテンツの需要が高まる現在でも特に見られやすい広告と言えるでしょう。

ユーザーの多くが動画コンテンツを見ているという事実

前述のようにインストリーム広告の注目度が高いことは、スマートフォンやタブレット端末のユーザーが日常的に動画コンテンツを見ていることを表しています。
街中や移動中でもスマートフォンの画面をのぞき込んでいる人は非常にたくさんいますが、その多くが動画コンテンツを利用していると言えるでしょう。
つまり、動画コンテンツに挿入する動画広告は、今の時代に非常にマッチした宣伝手法と言えます。

しかもアメリカの動画マーケティング会社であるadformが公表しているデータによると、動画広告は非常に高いクリック率を誇ることもわかっています。
同社のDIGITAL ADVERITISING BENCHMARK REPORTによれば、広告のクリック率は動画広告で0.42%、一般バナー広告はスマートフォンで0.27%、PCで0.11%ですから圧倒的な差です。

また、業界別の動画広告クリック率を見ると、一番クリック率が高いのは趣味や興味のジャンルとなっています。
次いでショッピング、ビジネスとなっており、やはり興味にダイレクトに直結するものがクリックされやすい傾向が見て取れます。

従来のバナー広告と比較して圧倒的にクリック率が高い動画広告であれば、今まで反応が薄かった商材も反応率を上げられる可能性があるということです。

売れる動画とは?動画広告で利益を上げるポイント5点

売れる動画を制作するポイントは、とにかく何を誰に伝えたいかを先に決定することです。
メッセージとターゲットがブレなければ、ユーザーに刺さる動画を作ることができるでしょう。
それでは利益を上げる動画を作るポイントを5点紹介します。

1.テーマの選定

伝えるメッセージとターゲットを絞ったら、テーマを1~5つ絞ります。
優先度を決め、一番伝えたいメッセージは冒頭に持ってきて時間を長めにしましょう。

2. テキストと写真の選定

メッセージを文字で表示する場合は、読みやすい字体やサイズを選定します。
また、メッセージと関係の深い動画や写真=副要素を選定します。

3. 音声の選定

メッセージとして音声を盛り込む場合、聞き取りやすさを徹底的に確認します。
少しでも明瞭でない場合は妥協せず、何度でも撮り直しを実施します。

4. 演出の選定

目を惹くために派手なエフェクトを多用するのは素人の発想です。
エフェクトがメッセージをぼやけさせるため、演出に視覚効果は多用せず控え目にし、動画のつなぎ目に重点を置くのが鉄則です。
どうしてもインパクト重視にしたい場合は、広告時間を短くしましょう。

5.キャストの選定

キャストはターゲットに合わせて選定します。
基本的に男性向けなら男性を、女性向けなら女性を起用しますが、年齢や地域なども合わせた方がより伝わりやすくなります。

ユーザーの印象に残る動画にするために

動画広告は受動的に目に入るケースが非常に多いため、何の宣伝かをはっきりさせる必要があります。
ただ宣伝色を強くしすぎると不快感を持たれかねませんので、広告であることを全面に出し過ぎないことが大切です。
また、印象に残る動画にするためには、短い時間でインパクトだけ与えるのも良いでしょう。
娯楽性を持ち、くどくない演出も必要です。

例えば、宣伝対象とは無関係なものを取り込むバラエティ色のある動画や、感動的なストーリーの中にさりげなく宣伝対象を入れる動画などはセンスがあります。
宣伝対象が生活で役立つという知識を伝えたり、それを使えば美しくなれると感じたりする演出も良いでしょう。
アーティスティックな内容で宣伝対象を見せる動画も印象に残ります。

こうしたセンスを求める場合は、やはり実績ある制作会社に依頼するのが一番です。

まとめ

動画広告のデータを見ると、動画広告市場を支える背景や成長率が理解できます。
これらの情報から未来を予測することも大事ですが、今、まさにユーザーの心を掴む売れる動画を作ることも命題です。
スマートフォンで手軽に動画を撮影し、編集・配信できる時代ではありますが、広告である以上、企画や構成は重要です。
ユーザーに刺さる動画を制作するなら、強力な動画制作会社をパートナーに持つことが最善の策ではないでしょうか。