ご対象者様
- 期間を設定して広告をお考えの方
- 2020年を振り返りたい方
2020年はどんな年でしたでしょうか?
コロナウイルスの世界的流行によって、社会や生活が大きく変化した2020年でした。
2021年を迎えるにあたって、一度立ち止まって振り返ってみるのも良いかもしれません。
そんな2020年を振り返るような動画広告を紹介します。
2020年を象徴する動画広告!
コロナによって影響を受けている業界はたくさんあります。
そのなかで、最も大変な思いをしている業界のひとつが医療業界です。
医療従事者の方々は、コロナ禍によってダイレクトに業務に影響が出ていたことかと思います。
感染のリスクを抱えて、現場の最前線で業務にあたっている方々には感謝の言葉しかありませんよね。
そんな医療従事者の方に向けたメッセージを、サントリーのBOSSが動画広告を通して発表しています。
出典:BOSS 365 STEPS/フルバージョン 187秒 サントリー
動画広告の特徴
では、実際にこちらの動画広告の特徴を見ていきたいと思います。
看護師を演じる伊藤沙莉さんが日々を過ごしている様子をドキュメンタリーのようにつなげた作品です。
ただつなげるのではなく1年を365日に分けて、1日目から365日までの医療現場の大変さ、緊張感のある場面、成長していく様子や看護師個人としてのストーリーなどを切り取って、フィクションでありながらも様々な側面から1年間をリアルに表現しています。
カットの特徴
この作品で印象的なのは、「医療現場にいる看護師」という切り取り方ではなく、「生活を送るひとりの人間」としてのカットが多くみられる点です。
自己紹介で福岡出身と言っていたり、マグカップで飲み物を飲む姿、母からの仕送り、オンライン飲み会、マスクの跡を気にする様子など、細かい描写が散りばめられていることに気がつきましたでしょうか?
このような描写は一見必要ないように見えますが、これが非常に大事な鍵となってきます。
医療従事者の方の大変さを想像することはなかなか難しいですが、ひとりの人間である看護師の友人や恋人、家族との関係まで描くことでぐっと現実味を帯びてより身近に感じさせることができるのです。
医療現場の様子を187秒フルで映像にするよりも、登場人物に人間味を帯びさせることで短い映像でも本当に存在しているのではないかと感じさせ、私たちは感情移入してしまいます。
感情移入のできる映像は、人々の印象に残り大きな反響を呼ぶことができます。
実際に、12/23に公開されたこの作品は、記事作成時(12/25)で2日しか経っていないにも関わらずYouTubeの再生回数は90万回を超えており、SNSでも拡散されています。
音楽や映像の特徴
冒頭のナレーションで「2020年は忘れられない1年、365日でした」とあるように、この作品は365日というコンセプトで制作されています。
その365日というコンセプトに合わせて、音楽は誰もが聞いたことのある三百六十五歩のマーチが使用されています。
SPACE SHOWER MUSICに自身のレーベルを立ち上げ、AppleのCM「Macの向こうから」に楽曲提供をするなど今話題のミュージシャンである中村佳穂さんがこの曲を歌っています。
独特の歌い方や声が映像と合っていて、不安な気持ちを前向きにさせてくれるようで心を揺さぶられますね。
YouTubeの概要欄に『取材協力:医療法人新青会 川口工業総合病院、さいたま赤十字病院、銚子市立病院のみなさん』とあるように、実際の病院の現場を撮影した様子も使われています。
フィクションの映像にノンフィクションの映像を混ぜることでフィクションが現実に拡張され、描写はされていなくても実際の看護師もひとりの人間で、暮らしがあるんだなということを自然と想像させる仕掛けになっています。
90秒にまとめたダイジェスト版もありますので、こちらもご覧になってみてください!
出典:BOSS 365 STEPS/フルバージョン 90秒 サントリー
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まとめ
2020年は様々な変化があった年で、良い年だったとは言えない方も多いと思います。
医療従事者の方々にとっても私たちにとってもまだまだ気が抜けない状況が続いていますが、2021年も私たちにできる範囲だけでも応援、支援をしていきたいですよね。
対面が難しい世の中になってきたからこそ、こういった姿が動画で見れるという側面もありますが、1日でも早く皆さまが落ち着ける世の中になることが1番です!
こういったドキュメンタリー映像に興味のある方、少し変わった仕掛けのある広告を作りたい方はお気軽にお問い合わせください!